TVの国から

乙女は度胸♥︎男は愛敬

「俺たち、付き合ってまーす!」中島健人ソロコンサートLove Ken TV~銀河一アイドルはみんなの彼氏~

今日デートなんだよ?知ってた?

初日の健人くんのこの言葉がとにかく、すべてを意味づけるコンサートでした。

 

 

想像していたものとの違和感

コンサートが始まる前までは、「どんな中島健人をつくりあげてくれるのか」「どんな演出をみせてくれるのか」という期待でいっぱいでした。言ってしまえば、しつこいくらいのラブホリックワールドを予想していたんです。

しかし初日を迎えてみると、私の想像よりもとてもシンプルだなあ・・・という違和感が正直ありました。セットの豪華さとかではなく、なにより健人くんがフワフワしていることに驚きました。

 

健人くんがソロコンで作ったもの

もっともっとゴテゴテに作り上げてくると思っていたソロコンですが、そんなことよりも健人くんの言葉ひとつひとつに素直に反応できることがなにより幸せで!健人くんが魅せてくれるものは、アイドル中島健人という形だけでなく、「Love Kenty!」だとか「キャー!」っていうファン側のレスポンスでもあったんですよね。それは今回に限った話ではなく、健人くんがこれまで作り上げてきた集大成であり、ソロコンという空間で改めて再確認できました。

「健人くんの魅せてくれるものを感じたい!」と「健人くんだけをみて愛を叫びたい!」という気持ちが、バラバラなのではなく繋がっていて、おこがましい言い方をしてしまえば私たちありきのアイドル中島健人なんだ…と思いました。

 

“Love Ken TV”というタイトル

普段健人くんが、TVでいわゆる甘い言葉を言う時、それは健人くんが何かを言うだけで、一方私たちはそれを画面越しで見て、おのおのの反応をするしかありません。けれどコンサートであれば、そして特に今回のソロコンでは、健人くんの言葉やパフォーマンス、何気ない仕草でさえもすべてに直接反応することができて、それが通じ合っているような気がして幸せでした。

会場にこないとチャンネルを合わせることが出来ない番組*1」と健人くんがソロコンの前に言っていて、確かにそういう意味合いで、Love Ken TVという番組は本当にTDCにあったんです。

 

デート

コンサートタイトル「Love Ken TV」よりむしろ色の濃いコンセプトでかつ私たちの気持ちを離さなかったのが、MC中何度も言っていた「デート」「彼氏」「彼女」という言葉でした。

「デートのつもりで楽しんでね」だとか「ファンのみんなは彼女みたいに大切だよ」じゃないんです。健人くんが「デートだ」って言えばそれはデートだし、健人くんは彼氏だし私たちは彼女なんです。

9日の昼公演でジャニーズWESTの重岡くんがステージ上に上がってくれて、「異空間や」と言っていたんですが、その異空間にためらいなくスッと入り込めるくらい、健人くんの言葉には不思議な説得力があるなぁ…と思いました。

 

 Sexy Zone中島健人

冒頭でもいいましたが、健人くんがこれまでにないくらいフワフワしていて。

Sexy Zoneにいる健人くんは、度胸があって、周りを巻き込む力強さのあるイメージ。でもソロコンで私がみた健人くんはもっとおおらかで、時に不安げでお茶目で、少し儚いイメージさえありました。そういえば私が覚えている限りでは、健人くんの「Sexyサンキュー!」って一度も聞かなかったなあ。

健人くん自身にどの程度その意識があったのかはわかりませんが、ソロコンという状況が自動的に作り出す雰囲気*2が、健人くんをあれだけフワフワさせたのかなぁ、とも思いました。

 

今までのSexy Zoneのコンサートとは違って白シャツに暗めのパンツ、といったシンプルな衣装が多かった健人くんが(なんたってデートですからね!)、Sexy Zoneメドレーになると突如黄色いキラッキラフワッフワな衣装で登場したのもとても印象的でした。

コンサート後、Sexy Zoneメドレーについて「俺を成長させてくれた曲たちだから*3」と健人くんが教えてくれましたが、メドレーで豪華な衣装を着てキラキラしている姿を見て、健人くんが輝く道はSexy Zoneで間違いないんだと私も確信しました。

私は、メドレーを見ていても、「健人くんがSexy Zone(というグループ)を背負っている」といった感想を抱くことはできなくて、むしろ「健人くんが今輝いているのはSexy Zoneという鎧みたいなものがあるからなんだ!」という印象を一番に持ちました。「健人くんはSexy Zoneがないと輝けない」というわけではなくて、得るべきして得た健人くんの武器がSexy Zoneなのだと思います。

 

「勝つ」

コンサート終盤に、健人くんの幼少の写真を織り交ぜながら、ジャニーズ事務所に入所して、アイドルになって…といういわゆる「中島健人ヒストリーコーナー」があります。B.I.Shadowの衣装を着た、当時の健人くんに扮したJr.の男の子がこう言います。

絶対いつかデビューする!ファンはもっと大事にしないと!でも、一体なにをやったらファンは喜ぶのかな? …...胸キュンバッキュン君にキュン♡これでいこう! ぜってぇ勝つ!!

「勝つ!」というセリフが、言葉が、健人くんは今まで色々な場所で、たくさんのものと戦ってきて、勝ちにこだわってきたんだ・・・と強く私の胸をつきました。

 

最後の挨拶の、「出会ってくれてありがとう。」や「僕はこれからもずっと、アイドルとして頑張ろうと思います。」という言葉。私たちが健人くんに出会えたのは、健人くんがアイドルになると決めて、アイドルの道で勝ち続けて、私たちに姿を見せてくれるからです。健人くんがこれからもアイドルとして頑張ると言ってくれたことが本当に嬉しくて頼もしいです。

 

ここまでずいぶん私の勝手なことを言ってしまって、さらに自分勝手なことを言ってしまうと、健人くんがアイドルとして生きていくとき、アイドルとして勝ち続けるとき、その道はこれからもSexy Zoneの道と常に共にあるのだと思います。

私は、アイドル中島健人が考えること、言うこと、見せてくれるものはいつだってアイドル中島健人の正解だと思っているし何よりも信じています。健人くんがこの先の未来も正解を出し勝ち続けてくれるとき、Sexy Zoneは健人くんにとって成長させてくれるものでもあり、守るべきものでもあり、愛を注ぐものでもあり、いつどこに行っても安心して、そして胸を張って帰ってこられる場所であってほしい。風磨くん・勝利くん・聡ちゃん・マリにとっても、この思いはもちろん同じです。

 

正直、Sexy Zoneが完全体とは思えない今の状況でソロコンサートをする(しかも5人のうち3人のみ)というのは、健人くんのファンである私も手放しで喜ぶのに少し後ろめたさを感じていました。健人くんはもともと度胸があってどうしてもずば抜けているように見えるし、現状も5人の中で仕事量やメディアでの露出が明らかに多いという事もあって、「ケンティーひとりでもやっていけるじゃん」とソロコンをきっかけに色んなファンに思われてしまうのでは、私もそう感じてしまうかも、もしかしたら健人くん自身も…と、不安というか怖さがあったのも事実です。

でも今回ソロコンの健人くんをみつめて、健人くんが勝つためには戦う道が必要なんだ!だから一人じゃだめだ!と思えたのは私にとってすごく大きな収穫でした。それに、私はずっと健人くんを応援しなければいけないんだ…とこんなに素直に思えたのもはじめてでした。

 

僕はこれからもずっと、アイドルとして頑張ろうと思います。皆さんの笑顔が見たいから。皆さんの笑顔が好きだから。」と言う健人くんは、いつも私たちの「好き!」を貪欲に欲しがっていて、健人くんがとびっきりの愛をくれるかわりに、私たちも全力で応えることができるんですよね。健人くんはみんなの彼氏で、私たちはみんな健人くんの彼女だから!!!

次またいつか、健人くんがソロコンをすることがあっても、あのちょっと頼りない健人くんはもう見られないかもしれません。そう思うとなんだか少しさみしいけれど、何より健人くんが「みんな俺のこと見てる…!」って言った時の嬉しそうな顔は忘れることができないし、この先ソロコンでない場所でも、健人くんにあんな笑顔をさせてあげたいな、とデートから2週間過ぎて今、心から思っています。

 

 

 

 

 

 

*1:2015/07/10 ジャニーズweb 薔薇色の日々 vol.34

*2:特に、バックJr.が一人もいなかったMCのコーナー。「健人くんしかいないステージ:健人くんだけを見に来たファン」というソロコンサートならではの構図が強く感じられました

*3:2015/08/15 ジャニーズweb 薔薇色の日々 vol.35